2024.11.20
下回るコロナワクチン接種意向
- 予防接種
- 新型コロナ
この10月に、日本感染症学会、日本呼吸器学会、日本ワクチン学会の3学会が「高齢者での新型コロナ感染は、重症化と死亡化のリスクがインフルエンザ以上なので、10月からの定期接種を強く推奨します」という声明を発表したことは、以前ブログでご紹介しましたね。
そして、定期接種が始まり1ヶ月が経過した今、モデルナ・ジャパンが、台湾とシンガポール、香港、韓国、日本のアジア5ヶ国に対して実施した意識調査で、日本はコロナワクチン接種の意向が5ヶ国のうち最低であるという結果を発表しました(11月13日のプレリリース)。
この意識調査は、今年の9/13~10/19の8歳以上の5,032人(各国でそれぞれ約1,000名ずつ)を対象にインターネットで行われました。
<日本の調査結果>
・コロナワクチンを接種すると答えた人は28.5%、接種しないと答えた人は41.3%
・60歳以上の高齢者において、過去12ヶ月間に、インフルもコロナもどちらも接種していないと答えた人は44.9%
・接種意向はない理由については、「服反応が心配」「ワクチンは新しい変異株に効果がない」が多く選ばれ、「費用が高い」を上回った
・コロナワクチンを接種する動機についての問いでは、日本は「コロナワクチンを接種する動機が一つもない」と答えた人が多く、
ワクチンの効果に関する情報や、安全性についての情報、コロナ感染流行の報道などの動機に対する設問を上回った。
・コロナとインフルのリスク認識については、コロナのほうがインフルよりも怖くないという評価が目立った
確かに、私の周囲でもインフルエンザのワクチンは接種するけれど、コロナのワクチンは接種しないという人が多いです。
これは高齢者に限らず、医療関係者の方にも同様の接種行動がうかがえます。
今の時期、体調を悪くして病院に入院しなければならない場合は、外来でコロナとインフルの検査は行いますが、いざ入院となるとインフルのワクチンは接種してくださいというアナウンスが実際にあります。
周囲には、呼吸器系の基礎疾患を患っているためにインフルとコロナの同時接種を行う人もいますが、
アメリカの研究では、インフル・コロナワクチンの同時接種と順次接種(どちらかを接種して1~2週間後に残りの1種類を打つ)を比べたところ、発熱や悪寒、筋肉痛などの副反応に有意差はなかったとの報告がなされています。
この2つの報告から、今後はコロナ流行の煽り報道とインフル・コロナ同時接種の推進に力が注がれるのかな、と妄想しています。
一番特をするのは、ワクチンメーカーと医療機関ということになるのでしょうか。そして被害を被るのは紛れもなく、接種した患者さんということになるのでしょうか。
流行性感染症は怖いですし予防対策はしっかり行いたい。
できることなら確実に予防できる方法を知りたいところですが、その答えは今のところ「自分の免疫力」に尽きるのかなと考えます。
免疫力をあげるのはなかなか難しいけれど、下げるのは少なからずの努力でできるはず。
食べ物や睡眠も大事ですが、心の栄養は一番大事なのかもしれません。
あなたは今日、なにか声を出して笑ったかな?
転げるほど笑いたいな、と歳を重ねるにつれて笑う機会が少なくなった私は、小学生の高らかな笑い声を聞いて羨ましく思います。
(画像は菊池市のアイス専門店、遠方からもお客さまが来る美味しさです。対面相談でお越しの際にはぜひお立ち寄りを!)
ということで、みなさん笑いましょ!!
今日も最後までお読みくださりありがとうございます。