健康コラム

2025.01.07

少しずつ心の整理ができてきたので、のら猫のルドの死について書きます。

激ヤセのルドがやってきたのは12月中旬。手作り食を食べては良い便をし、体調が回復してきたかのように見えました。
私の足もとにまとわりついて抱っこが大好き。布団に潜り込んで一緒に寝ていました。


しかし、
クリスマスから突然の嘔吐が始まり猫砂でのトイレができなくなりました。
じっとしている時間が増え、目に見えて衰弱していきました。
もともと患っていた猫カゼは難儀な病気で容赦なく、我が家にやってきたその日から特に夜中の頑固な鼻づまりに私は口で吸いだしてやることを繰り返しながら、書籍片手にホメオパシーレメディを試していました。
しかし、歯が立たず。

12月29日にみんなに見守られながら帰省先の実家で息を引き取りました。
その日は私の布団の中で2回おしっこをし痙攣が始まりました。
痰を取り除いてやろうと無我夢中でルドの口に指を入れたと同時に痙攣があり、私の指はルドに噛まれた状態で噛み傷から血があふれました。
ルドの最期の主張のように思えました。
アニマルホメオパスとしての私の不甲斐なさを、ルドが戒めてくれたようにも感じましたし、命の難しさに対する謙虚な気持ちを持てと示してくれたようにも感じました。

亡くなったその日、両親が所有している山にみんなで出掛け埋葬しました。
残雪の山で、わずかな野花を添えて。

ルドが残した私の指の傷の疼き(うずき)がようやく落ち着き始めた頃、私たちの心も整理できるようになりました。

今でも思います。
何をしたらよかったんだろう
何がダメだったんだろう
どうすればよかったんだろう
もっとできることがあったんじゃないか

動物相談がわずかに上手くいったぐらいの未熟さごときで傲ることなく、
今後も蟻の歩みで勉学に努めます。

ルドに心からありがとう。

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