2022.09.14
代替医療とは
- ホメオパシー
ホメオパシーは代替医療(alternative medicine)のひとつです。わたしもSNSで発信するときに#ハッシュタグをつけて「代替医療」というキーワードを入れたりします。
私にとってはすっかりお馴染みのこの言葉、でもよくよく考えると定義があいまい。
今さらながらですが、でも大事な代替医療について書くことにします。
国によって異なる医療のくくり
日本では西洋医学とか現代医学などと呼ばれるものが「医療」とみなされています。その中には薬物療法や手術療法、放射線療法などなどが含まれますが、主に医師を中心として治療にあたるものがそうですね。
厚生労働省の認める医師国家試験の免許を取得したものが治療にあたる施設を病院といいます。(病床数や人員数、診療内容によって診療所とか医院、クリニックなどの名称に違いはありますがここでは省略)
日本の医療の大きな定義とは、病院(診療所や医院なども)で行う医療行為をさします。つまり、鍼灸や整体、カイロプラクティック、オステオパシーなどは医療ではなく「民間療法」の区分です。もちろんホメオパシーもその中の一つです。
翻って、中国ではどうでしょうか。西洋医学による治療を行う西医のほかに中国の伝統的医学による治療を行う中医がいて、生薬や針灸による治療も行っています。日本では認められていない鍼治療が医療として認められています。
インドでは、アーユルヴェーダ(インド伝統医学)も医療です。資格保持者は医師と同じくらい位の高い職業とされており、このほかにもユナニ(ギリシャ・アラビア医学)やシッダ(南インド伝統医学)、そしてホメオパシーも医学部での修得が必要です。
西洋医学がでたらめな国もある
笑ってしまうのですけれど、日本の医療事情とは全く異なって、薬局で買ったクスリが偽薬だったり(タンザニア)、必要のない帝王切開で妊産婦の50%は腹を切られてしまうとか(イスラエル)、国立病院なのに健全な病院機能を果たしてない(エルサルバドル)、渡されたクスリが期限切れのことが多いので要注意(ジョージア)などなど、医療が信用できない国々もたくさんあります。
外務省:世界の医療事情 より
日本の代替医療
日本では、全額自己負担で費用を賄い、自己判断・自己責任で行うモノを代替医療、あるいは民間療法と呼びます。
通常医療(西洋医学)に組み込まれる民間療法を補完・代替医療(Complementary and Alternative Medicine: CAM)とよび、通常医療と補完・代替医療の2つを統合した医療は統合医療と呼ばれます。2010年ころからは、補完・代替医療ではなく補完的健康アプローチ(complementary health approaches)という用語を用いられるようになっているとかで、ますますややこしい感じ。
なんでも代替療法と呼べるとも言え、瞑想や催眠療法、レイキや手当法(タッチング)、太極拳や気功、ピラティスやマッサージ、サプリメントやプロバイオティクス。。。玉石混合です。
ただ、日本は西洋医学一辺倒ですが、海外で医療と認められているものに関しては、科学的な裏付けはないにしろ(できない)、歴史的な裏付け&経験の積み重ねとして、代替医療の信ぴょう性ランキングは上位になるのではないでしょうか。
つまるところ、本当にホメオパシー医療に本腰入れて携わるならば、インドでホメオパシー医の医師免許を取って活動するのがベスト。
日本料理を食べるのに、海外で目からうろこの素晴らしい生粋の日本料理はいただけないのと同じですよね。
もし、旅に出るならばホメオパシー先進国のキューバに行きたい私です。あー、スペイン語もまるでダメだし人脈がないから医院視察も無理か…(あとスリランカの食養生、アーユルベーダも知りたいかも)…妄想ですね^^