2022.01.13
ネットで買えるレメディと健康相談のレメディの違い
- ホメオパシー
先日、お電話で問い合わせがありました。知人からホメオパシー療法を聞きつけ、調べてみたら当相談室のHPにたどり着いたというお客さまは、ホメオパシーに対して懐疑的な印象を強く持っておられるご様子でした。
このようなお電話は少なくありません。ネットでホメオパシーという単語を検索すれば、「怪しい」とか「インチキ」とか「詐欺」などといった言葉が自然にアップされるのが現実です。これは海外でも似通っているようです。
なぜだか知りたい方は、とりあえず「コロナワクチン」と入力してみましょう。不思議なことに、「危険」という言葉は出てきません。「予約」や「接種状況」、「ナビ」など積極的にアクセスできる方向が示されます。
ここではこれ以上、そのことについて触れませんが、検索エンジンにはトラップ(罠)があることを前提にネットを活用しましょう^^。
さて、話を元に戻します。
ホメオパシーを初めて見聞きして「わぉー、スゴイ。素晴らしいね」なんていう感想を持つ方はゼロに近いことでしょう。たいていは、みなさま「あやしー」の一言に尽きます。かつての私もそうでした^^
なぜでしょうか?
それは「物質を極限まで薄めている」という一点に尽きます。
非物質のものが作用するわけがないと頭の回路が働きますし、私たちはそういった目に見えないものが作用したという経験を持ち合わせることが少なくなっているからです。
健康を維持するために私たちの身の回りに提供されている薬物は、科学的な効能がはっきり明記されています。サプリメントもそうです。この物質のこの薬理作用があなたの頭痛で生じているこれこれの神経回路をシャットアウトすることで痛みが緩和する、という理屈が必ずありますしね。
でも、よくよく考えてみると年始に長い行列を作って初詣に行くのはなぜ?
お賽銭を投げ入れて手を合わせるのはなぜ?
特別なお祓いを受けるのはなぜ?
お経や祝詞(のりと)は言霊(ことたま)といわれます。神社仏閣って怪しくない?
とはならないのは、すでに私たちの身近に存在しているから。
対して、ホメオパシーの日本の歴史はまだまだ非常に浅いものです。
日本で本格的にホメオパシーの学校を作って取り組んだ由井寅子さんの学校(私の学び舎)は約30年前に設立されています。となれば当然、ホメオパシーは新宗教のような位置づけになるのも無理のないことでしょう。だから今、ホメオパシー使っているという人は学校に1人いるかいないかだろうということは想像に難くありませんね。
もし、家庭の救急箱は富山のクスリ箱ではなく、ホメオパシーキットが常備してあるような状況になったとしたら(副作用がなく消費期限もなく経済的にも安価で最高!)、、、夢みたいな話ですが日本では100年以上はかかるかな~~~。
おっと、また話が脱線しておりますので軌道修正。先ほどのお電話でお問い合わせくださった女性。
次の健康相談のご予約を30分後に控えておりましたので手短にお話ししましたが、大きく分けて2つの質問がありました。
1.「ホメオパシーのほかにお手当てみたいなものはあるのですか?」
2.「アマゾンなどで買えるホメオパシーのアイテムと、健康相談で出されるものは違いがありますか」
そうか、このようなお問い合わせは「なるほど」と思えるありがたい質問です。
初心をすっかりわすれて前提ありきで説明しがちな自分を省みることのできるチャンスとなります。質問者さま、ありがとう♪
ではまず、1番目のご質問にお答えいたしますね。
ほかのホメオパシーセンターは異なるかもしれませんが、私の相談室はホメオパシー専門です。個人的には私は一生涯かけてホメオパシーを学び続けても、まだまだ学びつくせず来世でも学び続けなければ到底習得できないほどの奥行きのある療法だと理解しています。250年の歴史、ドイツ人医師ハーネマンの哲学思想、パラケルススの錬金術、Drサンカランのファミリー分類、ジャン・ショルトンの元素レメディ…。今だに、未視聴の海外講義が山のようにたまり、1日24時間では足りず48時間だったらどんなに良いだろうと思うくらいです。言い換えれば、ホメオパシー療法それ自体でかなりの健康管理が可能であるとも考えられます。
そして2番目のご質問。アマゾンや楽天などネット通販で購入できるレメディは基本的にセルフケアを対象としています。
日常生活でよくある健康トラブル、たとえば腹痛や発熱、擦り傷や切り傷、打撲といった急性期の症状に素早く対応できる優れものです。備えあれば患いなし、というアイテムですので、これは本当に助かります。日常の健康の保持増進にサプリメント的な健康サポートとして取ることも可能です。
ホームページのリニューアルに伴い、クライアントさま限定公開でセルフケア情報をお届けしております。ご入室にはパスワードが必要となります。
一方、健康相談で私のようなホメオパス(ホメオパシー療法士)がお選びして持ち帰っていただくレメディ、これは慢性病に対応しています。
毎年ある条件になると悪化する症状や、繰り返す症状、何か月も出続けている症状、遺伝的な傾向やその方の体質に関係する症状などに対応しています。
病院にかかっているけれどなかなか改善しなくて困っている症状なども含まれます。
ホメオパシーについてご興味がある方はぜひ関係書籍をお読みください。
医師が書いたホメオパシーの本であれば、渡辺順二先生の「癒しのホメオパシー」や「病気をその原因から治すホメオパシー」がおすすめです。
このほかにも、英国の日本人ホメオパスである藤田円さんの「ホメオパシーのくすり箱」も実践的でわかりやすいですよ。
健康相談やオンライン講座でみなさまにお会いできる日を楽しみにしています♪
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