2022.09.26
大人の自称ADHDで思うこと
- こころ
- 発達障害
ADHDだという人は近年とても増えています。
子どもの発達障害ほど右肩上がりではありませんが、大人のADHDも増えています。
食事のこと、農薬のこと、電磁波のこと、環境のこと、ストレスのことなど誘因となる項目は山ほどある現代。
パートナーがそうだったら(男性に多い傾向あり)奥さんは困りますよね。
困り果てた挙げ句、奥さん自体が頭が痛くなったり気力がなくなるなどという症状が現れます。
カサンドラ症候群という言葉を耳にした人もいることでしょう。漫画も出てますよねー^^
自称ADHDの夫
大人で増えている一つに、自称で名乗る方が居ます。
お医者さんから発達障害の診断を受れることなく、飽きっぽい、仕事が長続きしない、こだわりがつよい(マニアorおたく)、忘れっぽい、人とのコミュニケーションがうまくいかない、最初はうまくいってた人間関係もトラブルを起こしやすい、友達が出来ない、キレやすい、要領がわるい、努力が好きではない、などなどで、毎日の生活が面倒になり、その原因として「やっぱり俺、発達障害じゃ?」と思い込むケースのようです。
そういえば、小学校の時によく起こられてたよな、お母さんが近所に謝りに行くことが多かったよな、勉強が苦手だったよな、、と後付けで過去を振り返り、その本人の思い込みが強固なものになっていきます。
ちなみに、Drからの診断はけっこう面倒で、問診やテストを中心とした検査で確定診断となります。この発達障害の診断もアメリカの診断基準であるDMS5のあいまいさが指摘されていますが、ここではそのことには触れません。
このサイトでは大人の発達障害の簡易チェックができます。
大人の自称ADHDは、仕事上うまくいかないことや自分の人間性の不足部分を、ADHDという名のもとに回避する傾向も否めません。よく主婦同士の会話で「うちには大きな子どもがいるから大変だわー」と笑い話になりますが、何を隠そうわが夫の場合は、都合のいい時だけ「子ども」になって、自分が好きなこと・やりたいことだけは「大人」になるので、ちょっとワガママ病&怠惰病が入っているような気がしています。夫自身が、NHKのあるTV番組で大人の発達障害を知った時、「わが身を得たり」の心境でホクホク顔でした。私としては「喝!」の心境‥‥。アーア
夫の話は置いておくとして、周囲が気をつけなければいけないのは、本人が生きづらさを感じている場合があるということ。心療内科への通院が必要となるほど苦しい思いをなさっている人もいます。
なぜ子ども時代にわからなかったのか
一言で言えば、時代が許容してくれていた、に尽きるのではないでしょうか。
80年代・90年代は高度経済成長で、どんな仕事も成立していました。たとえば、結婚式の招待状のあて名を書く仕事とか、当たり前にありましたよね?
今は、機械化が進んで手紙の宛名なんて家庭のプリンターでスイスイです。
その結果、機械ができることは仕事ではなくなりました。つまり、一人がさまざまな仕事をこなす能力が求められるようになりました。
コツコツと努力している人は、小さい歩みであってもその経験の積み重ねが宝になるものです。でも、元来飽きっぽい性格であれば、仕事が長続きせずすぐに目移りしてしまうので、年を取って自分ができる仕事が限られていることに気づくのですが、遅すぎる。
自称ADHDにしてしまえば、嫌いなことに向き合わなくて済む。ここでもやっぱり怠惰さが勝ってしまうのは、いままで忍耐を学んでいないからともいえます。育ちの背景もあるかもしれません。親が、腫れ物に触れるように子どもを扱っていたとか、真正面から子供と向き合っていなかった場合もあるかもしれません。
でもそれは不幸です。気分の落ち込みや劣等感、うつ病へと発展してしまい、やる気が出ず休職せざるをえなくなる可能性だってあります。怠惰さからくる自称ADHDの方にはこの言葉を送りましょう。
わがまま成人のレメディ
これをお読みの読者の方はしっかり理解していただいていると思いますが、50代の自称ADHDがすべて詐病なわけではありません。休職中などに受診するとADHDだと判明する場合もありますが、かなり稀です。
だからこそパートナーは見極めが必要であり、子育て世代は子どもが将来、ハードルを乗り越えられるよう免疫力と努力心を育みましょう。社会にはちょっとしたストレスは山ほどあります。人間の考え方は多様性に富んでいます。価値観の違いや経済レベルの違いなどを含む、さまざまな人と交流する機会を設けましょう。努力には時間がかかる、近道はないということを子どもたちに学ばせてやりたい、私自身も日々子どもとかかわりながら、このテーマに向き合っています。
子育ては結果ではなくプロセスが大事ですので、今は現在進行形のプロセスのはず。トライ&エラーで毎日涙と笑いでやっていくしかない!
文章がしどろもどろですが、自分中心のわがまま病のレメディの代表格を少しご紹介します。(故ロビン・マーフィーのMETA REPERTORYから、Selffishnessより抜粋)
Arsアーセニカム:自分が一番大事で一番かわいい。計算高く、使える人を値踏みして友達としてつながりたがる。損得勘定に厳しくケチ。この人は胃腸が弱い傾向にあり体はあまり強くありません。
Platプラチナ:自分は偉大ですばらしい、自分 is ナンバーワンという自尊心の強いレメディ。そのバックボーンはあまりに陳腐で、有名大学を出ているとか、ちょっと資格を持っているとか、大勢の人とつながっている(ただの知り合い)など吹けば飛ぶような自尊心。腹が立つ場面で、鼻で笑ったり高笑いをする傾向にある。根本的に人を小馬鹿にしている。
Lycライコポディウム:差別心が心の背景に根強い。親しい身内や自分より弱い立場の人(たとえば販売員など)に対してぞんざいな扱いをする、二面性を持つ。長いものに巻かれろ、と心底思っているのでボスには服従するが内心は舌を出している。おなかが張りやすくガス腹に悩む傾向
ここで、正真正銘のADHDだった場合に役立つレメディもご紹介します。
Sulphソーファー:独特な世界観を持っていて創造力豊か。多数の人に受け入れてもらおうという考えがそもそもない。自分の領域を分かち合える数人の人と世界を楽しみたい、もしくは自分一人でも楽しいという心持の人。皮膚が弱い傾向があり環境が変わると下痢をしやすい。おなかがすくと不機嫌になる傾向がある
Latr-mラトロデクタスマクタンス:クロゴケ蜘蛛のレメディ。気分の落ち込みや感情障害。騒音に耐えられず、精神的にも過敏で落ち着きがない。狭心症、胸痛を訴えることがある
今回はちょっと変わった視点からADHDについて書いてみました。最後までお読みいただきありがとうございます。
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