健康コラム

2022.09.29

​更年期のからだに出る不調

  • 女性の悩み

現れ方や深刻さは人それぞれ

40歳を過ぎて「なんとなく気分がさえない」「体調がすぐれない」と感じた女性が婦人科などの病院を受診すると、更年期障害の症状を緩和するために、ホルモン療法を勧められることも少なくありません。

ホルモン療法に関する医学的なアプローチ方法は、医師の間でも賛否両論があるようですが、ここでは詳しい説明は控えさせてただきます。副作用も報告されていますので、まずはより自然な方法で解決を試みられることをお勧めいたします。

​ホルモンのアンバランスによって引き起こされる症状は多岐にわたりますが、一見、婦人科とはまるで関係がなさそうなものも少なくありません。40代、50代になってこのような症状が現れた場合には、ひょっとして更年期障害かも?という視点で健康管理なさることも必要になります。

たとえば・・・

〇月経の乱れや不正出血
〇睡眠の質が落ちる(眠れない、寝つきが悪く眠りが浅い、夜中に目が覚めてそのまま眠れない
etc)
〇首や肩がこる、腰痛、手指がこわばる
〇手足がしびれる
〇くしゃみや咳をしたときに尿がもれる、トイレが近い、膀胱炎になりやすい
〇疲れやすい
〇心臓の脈が飛んだように感じる動悸
呼吸がうまくできないように感じる息切れ、喉が詰まった感じがする
〇朝から胸やけや胃もたれがある、むかむかする
〇ふわふわして船酔いのようめまいがする、ふっと頭を回したときや立ち上がったとたんにくら
っとする
〇頭が重い、頭痛
〇身体が乾燥して肌が荒れる(ドライアイ、ドライマウス、性交痛ec)
〇顔がほてる、のぼせる、汗をかきやすい

更年期前後の女性が病院に行く一番多い症状は、うつや不眠、不安感といった精神症状で、全体の約半分を占めると言われています。そのため、まずは精神科や心療内科を受診する人が多いのですが、クスリというのは一度飲み始めてしまうと止めるのが非常に難しいといわれます。その上、更年期の症状は本当にバラエティに富んでおり、一人一人の個々の性格や体質、主観的な症状に対応しているわけではありません。薬物療法では、はじめに患者ではなく「病名ありき」であり、その病名に含まれる一般的な症状に対応するクスリしかありません。だから、その人にとってベストなクスリが処方されるとは限らないのです。

ホメオパシーは症状の個性を重要視するので、あなた専用のケアが提供されます

症状の個性って?

ホメオパシーでは、その症状の感じ方によって、提供するものが全く変わってきます。
単なる痛みを表現する場合でも、「鈍い痛み」「鋭い痛み」「針で刺されるような痛み」「ハンマーで殴られるような痛み」などと表現はさまざま。
たとえば不眠という症状に対しても、「寝入るが難しいのか」「夜中0時に目が覚めるのか」「朝方、目が覚めるのか」によってお渡しするレメディがそれぞれ違うのです。
お客さまにお話を聞きながら症状の個性を把握していくのが健康相談なんですね。

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