2022.09.29
更年期の社会性の不調
- 女性の悩み
コミュニケーションを無理なく楽しむ
更年期世代の症状で、意外に目立つのがコミュニケーション上のトラブル。いろいろなことにマイナス思考になってしまい、社会的なつながりを切り離してしまうこともあります。とくに、一番身近な存在であるパートナーが、女性の更年期について理解していないということが珍しくありません。
たいていの男性は、自分のものの見方に当てはめたり、仕事のペースで考えてしまうので「更年期ってやつか?」とか「そのうち治るだろう」と軽くみていることも多いのです。
更年期のホルモンの変動が、女性の心身にどれほどのダメージを与えるかという知識もありませんし、どうやって付き合ったらいいのか戸惑っていることもあるのです。
その結果、家庭内で互いに攻撃しあったり口も利かなくなったりと、ますますコミュニケーションは難しくなってきます。
たとえば・・・
〇気分が晴れず人と関わりたくないと引きこもりがちになる、おしゃれも面倒
〇家事がおっくうになる、献立が考えられない、段取りよく家事ができない
〇忘れ物が増えた、相手との約束をすっぽかしてトラブルになる
〇記憶力に自信がなくなった、物や人の名前が出てこない
〇集中力が続かない、脱力感や無気力を感じる
心身の異常は必ず、どこかに症状という形ででてきます。
最近夜中に目が覚めるようになったとか、肉が食べられなくなった、やたら寝汗をかくようになった、などのように本来悩んでいる主訴とは別の症状に気づくことも多々あります。
ホメオパシー療法において、何か特別な検査を行うということはありません。
しかし、「その人の心身の症状すべてにその状態が現れている」と考えますので、その症状ひとつひとつを丁寧に問診し、その方に一番適切なレメディをお選びしていきます。