2022.12.28
夜驚症に悩んだら
- 出産・子育て
夜驚症(やきょうしょう)読んで字のごとく、夜に驚愕の声で叫ぶ症状です。睡眠時驚愕症ともいいます。
公益財団法人長寿科学振興財団 という団体が、健康づくりのための睡眠指針と題して、睡眠は健康の保持増進の重要要件だと書いているのですが、その中にも夜驚症についての記述がありました。子どもの1%くらい(多くて6%)ほどに生じる睡眠時のパニック発作。
・睡眠時に子どもが突然起き上がり、苦しそうに叫ぶ
・睡眠時に悲鳴を上げる
・呼吸や動悸が速くなる
・ひどく汗をかく
・転げまわる
・極度に怖がる
本人に記憶はありません。
家族はびっくりしますが、大声で叫ぶかのような泣き叫びで、しかも、起こそうと思っても起きないんです。数分~数十分で落ち着き、目が覚めると静かになってまたコテンと寝ます。一晩に何度も繰り返す場合もあって、症状には個人差が大きいのが特徴です。
夜泣きと違うのは、周りの家族が声をかけたりあやしたり、部屋を明るくしても、本人へ声が届かないこと。パニック発作のように泣き叫び、呼吸が早くなったり動悸がしたりヒステリー症状が生じることもあります。朝起きた時に原因を追究したりせず、静かに見守ってあげるほうが良いでしょう。
原因不明で、小児科を受診してもストレスじゃない?とか言われ治療法は特にありません。一般的には小児期の一時的なものですが、あまりの叫び声に、ご近所から虐待と勘違いされるのではと家族がおびえることも。
夢遊病のように正気に戻っていない状態なので、ママが抱っこしてお風呂に連れていき、一緒に少し熱めのシャワーをあびて現実に戻させる、などの対処をする方もいます。この対処療法がなかなか功を奏するようで、思春期以降のパニック発作にもシャワー対処は有効の場合もあるそうです。
夜驚症状でお困りの方はぜひ、ホメオパシーレメディを試してみましょう。
セルフケアではStramストロモニューム(朝鮮朝顔)が代表レメディ。
恐怖で目覚め、恐怖で叫びます。激しい興奮で落ち着きません。
類似レメディとしてBellベラドーナ(西洋ハシリドコロ)やHyosハイオシマス(ハイオシマス)などがあります。先に紹介したStromストロモニュームしかり、いずれもナス科の毒性を持つ植物ですが、「気が狂った系」レメディとして役立ちます。
けれらは単品でネットで購入可能です。夜寝る前に一粒、数日間舐めさせてみましょう。
それでも今一つの場合は、ホメオパスによる健康相談をご検討ください。
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