2023.01.26
輸入医薬品で注意すべきこと
- 健康・病気
ネット通販でさまざまな商品が手に入る時代。私も大いに活用しています。
シャンプーや化粧水、石けんなどの日用生活品が日本よりも安く高品質で買うことができます。新型コロナ流行に伴って、各国がロックダウンになった際には注文した商品が手元に届くのに、最大1か月半かかったこともありました。
日本へ直送してくれない場合には、輸入中間業者も手軽に利用できますが手数料がなかなか高いので購入優先度の見極めが必要です。
5年以上前になりますが、アネロイド式血圧計を購入したものの税関で没収されたこともありました。電池式ではない血圧計は医療機器として扱われるようで、これにはムッとしました^^。
海外に住む知り合いがいっぱいいる方がうらやましい…。
通関税を気にしながら、たとえば米ドル圏内では日本円で13000~15000円までの購入にしようとか、送料を計算して軽いものを購入しようとか、皆様もいろいろ考えておられることと思います。
女性ホルモンのエストロゲンや男性ホルモンのテストステロンの含有クリームなどを海外から輸入する方もいらっしゃるようですが、とくに医薬品系の輸入には注意が必要です。
咳止めシロップで急性腎障害
ロイター通信によると2022年、インドとインドネシアの6つのメーカーが咳止めシロップの製造に使用した原材料に「許容できないレベル」の毒素が含まれていた可能性を指摘し、調査しています。
300人以上の子どもが、咳止めシロップを服用後に急性腎障害で死亡しており、その数が当初よりもぐんぐん膨らんでいます。ガンビア、インドネシア、ウズベキスタンに住む5歳未満の子供に死亡が相次いでいます。調査によると、彼らが摂取した咳止めシロップから高濃度の工業溶剤と凍結防止剤(ジエチレングリコールとエチレングリコール)が検出されています。
とくに、インドの2つのメーカーである、メイデンファーマシューティカルズMaiden PharmaceuticalsとマリオンバイオテックMarion Biotechが製造した特定の咳止めシロップについて警告、すでにこの2つの工場は閉鎖されているようです。
薬局の陳列棚からは撤去されているようですが、これらは氷山の一角。
国内外で何を買う場合においても同じですが、信頼性のある企業から購入することは言うまでもありません。
ご存じのようにインドやインドネシアは規制が緩く、汚職が悪名高い国々です。
低コストは魅力的ですがだまされてはいけません!
低コストは、健康を害する有毒な物質の添加の恐れと健康を害する危険性が存在していると考えましょう。
咳止めシロップに凍結防止剤・・・、これは全体量を引き延ばすために添加されたと考えられますし、過去にも粉ミルクの量を増やすためにチョークパウダー(炭酸カルシウムなど)を添加していた事実もあります。
安全基準は国によって様々ですが、できるだけ厳しいルールを持つ国から、確かな品質管理のものを選びましょう。
私はインドや、カナダ、イギリス、アメリカから輸入するブランドは決まっており、類似品があったとしても決して手を出しません。世界の医師ホメオパスが利用する信頼ブランドのみに限定しています。
2022年、為替の円安進行で1ドル150円突入しました。今は130円ほどですが、今後は米国金融崩壊に伴う円高が予想されていますので、個人輸入をもっと楽しめるようになるのかもしれません。
いやいや、日本円の崩壊も危ういか。
私たち一般庶民にはなすすべもない為替変動ですが、安全で高品質なアイテムを「お取り寄せ」して個人輸入を楽しみましょうー♪