2023.02.24
思考の貧しさを感じる瞬間
- その他
これは6歳の子どもの書いた絵です。
担任の先生はすぐに両親を呼び出し、この絵について会議が始まりました。
私もこの担任と同じく「むむ!」と思いました。この絵の裏側にある子どもの心理について思いを馳せました。
母親は言いました。
「家族旅行で行った、バハマ沖でシュノーケリングね」
勧善懲悪(かんぜんちょうあく)
あなたは、母親の言葉を読んでもう一度この絵をまじまじと眺めなおしたことでしょう。
私も苦笑いでした。そして、「勧善懲悪」という言葉が脳裏をよぎりました。お寺さんからいただいたカレンダーの今月の言葉がそれだったのです。
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大事なのは勧善で、懲悪するのはおまけです。
先に懲悪を思いつくのは勧善を思いつけないからです。
なぜ勧善を思いつけないかというと、何が本当に良いことであるかが見えないのが我々だからです。
悪を無くしても悪が減るだけで、善は増えません。
お互い上手くいかないことだらけの世の中です。
責めるのはほどほどに、何とか助け合っていきましょう。
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自分の思考の貧しさを感じた瞬間でもあります。
家族とかかわる場面でも、他の誰かとかかわる場面でも、今回実感した「勧善懲悪」の戒めを忘れないようにしたいものですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。