2023.08.01
ハッピー乾燥に注意あれ
- 健康・病気
訪問看護の現場で、脱水症で救急搬送される方が増えています。展開が早く翌日には死亡退院という知らせが複数。助かる命だったのではないかと考えてしまいます。
脱水症・熱中症は、実は突然起こるのではなくひたひたとやってきます。
思い出せば、コロナの時に「ハッピー・ハイポキシア(幸せな低酸素)」と呼ばれる症状がありました。 血中の酸素が不足しているにもかかわらず、呼吸困難や苦しさを感じず、普段通りふるまっている状態。
熱中症や脱水も「Happy desiccation(乾燥)」なのかもしれません。
めまいや立ち眩み、気分が悪い、喉が渇く…なんて分かりやすい初期兆候なく、一気に来る「けだるさ」と「動作困難」。
気づいたときには手遅れで、頭では分かっているのに体が動かない、動けないのです。
酷暑が続いています。
お一人暮らしや高齢者世帯はとくに、適切に涼を取ること、水分を意図して取ること。
くれぐれもご注意ください。