猫ちゃんのおしっこの問題、頭を抱える飼い主さんは少なくありません。おしっこが出にくくなったり、逆に頻尿になる膀胱炎。その中でも、細菌感染が原因の者は少なく、大多数を占めるのは結石による膀胱炎。これが、手遅れになると腎機能障害に進行するので厄介です。

先日も、アニマル相談で結石のお伺いしながら、猫ちゃんがこんな風にザクザクと水を飲んでくれたらいいのに…と話してオーナーさんと大笑いです。

おしっこを出すには水分摂取を増やさねばなりません。血液サラサラではなく、おしっこサラサラにしたいわけです。でも、たいてい、水を欲しがる猫ちゃんは少なくて、飼い主さんは苦労しますよね。
置き水を何か所も設けてみても、ちっとも飲んでくれず。
フードの水分を増やしてなんとか食べさせる、この方法を取っておられる方も多いことでしょう。
石をできるだけ出せるよう軟水器を設置するオーナーさんもいらっしゃいます。
あの手この手で工夫しますが、加齢も手伝って結石による膀胱炎を避けるのはなかなか至難の業。

先日のオーナーさんも、動物病院で勧められたドライフードが悪かったかな…と後悔されているご様子でした。でも私は、このまじめで熱心なオーナーさんにお伝えします。手づくり食だったら結石が100％防止できるかと言えば、そうではないし、猫ちゃんはもともと腎泌尿器系が弱いので、自分を責めなくていいですよ、と。

２日に一度の排尿という、今の現状はとても心配ですので、数日経過してもこれが続くようであれば動物病院を受診いただくように伝えました。
そして、結石はストレスだの、食事内容だのいろいろ検討する点は多々あるわけですが、アニマルホメオパスとしてはとにかく、おしっこを排泄することが第一優先ですので、それを主眼にレメディをやマザーチンクチャーをお選びしました。

自分を責めて胃が痛くなっている飼い主さんにも、その心の負荷を軽くするレメディを一緒にお送りしました。

猫ちゃんの結石は正直、なかなか難しい症状です。これはホメオパシーだけではなく獣医師も頭を抱えている病気。
ホメオパシーレメディを、まずは２週間お試しいただいて、おしっこが毎日出るようになることを祈ります。

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